11.巡礼の町「サンチアゴ・デ・コンポステーラ」(2003.1.26)

ガリシア地方は、イベリア半島の北西部に位置している。サンチアゴ・デ・コンポステーラは、9世紀初頭、聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴという)の墓が発見されて以来、カトリックの3大整地の一つとして信仰を集めてきた町。

大聖堂は、12世紀にローマ法王により巡礼地として定められた為スペイン最高のロマネスク様式の教会として建設されたもの。(世界遺産ー10)

広場に面した「オブラドイロの正面」はバロック様式の代表作として知られる。彫刻が素晴らしかった。

内部には正面突き当たりに聖ヤコブの像を祭った中央祭壇があり、祭壇横の階段を降りると聖ヤコブの遺体を納めた銀の棺があった。

当日教会はミサが行われており、荘厳な雰囲気だった。

自由時間になったので、バルに入って生ビールとコーヒーそして店頭に飾ってあった「ムール貝の酒蒸し」のようなものを指差して注文した。パンが出てきた。時間が経ってやっとアサリがお皿一杯に盛り付けられて出てくる。2杯目の生ビールを注文する。最高に旨かった。値段は全部で7.5ユーロだった。

スペインの北部、おおまかにピレネー山脈を越える峠からサンチャゴ・デ・コンポステラに到る地帯に、「サンチャゴ巡礼道」(世界遺産ー11)と呼ばれる約800kmの道が延びている。

昼食(タコのガリシア風)後、レオンに向かってその「サンチャゴ巡礼道」をバスで通った。立派な舗装道路の脇に時々巡礼道が現れたが、はっきりとは確認出来なかった。多分それらの道全てが巡礼道なのだろう。

途中ガウディ作の司教館があるアストルガに寄った。ガウディの司教館塔の上にコウノトリが巣を作っていた。スペインでは所々でこのコウノトリの巣を見つけた。

ガウディの像があるベンチで写真を撮ってもらった。

夕方やっと旧レオン王国の首都レオンに着いた。ホテルは、4つ星の「コルテスデレオン」。妻は暖房が効かなく、寒い寒いといっていた。



続く
(記述日:2003.2.10)
(掲載日:2003.2.10)
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