孤高の山ー笠ヶ岳









8月28日(木)、今日は双六小屋から弓折岳・抜戸岳を経て、笠ヶ岳山荘への工程だ。
出来れば山荘から空身で笠ヶ岳頂上を往復したいものだ。
しかし生憎の雨。4時半起床。5時食事。6時出発。
雨が強く完全装備で出発。視界は殆どない。ただ黙々と歩く。
弓折岳頂上で(折れた標識を持つ鮫田さん)











7時22分に弓折岳(2588m)頂上を通過。
マツムシソウ











大ノマ乗越〜大ノマ岳〜秩父平〜秩父岩〜抜戸岳(2812m)。途中雨の中、登ったり降りたりしながら11時11分に抜戸岳頂上に着いた。
抜戸岩











11時55分に笠ヶ岳山荘に到着。 雨の中「笠ヶ岳山荘」へ











直ぐに山頂に登りたかったが、皆が昼食を食べてからとなって、又うどんを注文する。
昼食後笠ヶ岳(標高2898m)頂上を往復する。雨の為視界はゼロ。
笠ヶ岳頂上(雨の為ボケている)











帰ってから談話室で百名山4つの完登を祝って皆で乾杯。
山荘から頂上への石の階段











KさんGさん夫妻、松居・村田・鮫田さん、女性陣のSさんNさんHさんYさん皆で楽しくワイワイガヤガヤ。

山荘前で











8月29日(金)6時に笠ヶ岳山荘を出発。1時間ほどで昨日通った道を戻り、新穂高への分岐に到着。霧の為視界は悪い。
ここは「笠新道」。8時に杓子平を通過。歩きやすい道だった。
眼下に新穂高温泉











3時間ほど歩いて、蒲田川上流の左俣谷沿いの林道に着いた。
蒲田川上流の左俣谷











ここから1時間足らずで新穂高のバスに帰ってきた。
バスで近くの温泉「飛岳」に直行。ゆっくりと温泉に浸かり、6日間の汗と埃を洗い流し、皆で昼食をビールを飲みながら楽しんだ。
今日登った笠ヶ岳で深田100名山は84座目だ。

蒲田川











今回の山行きは北アルプスの心臓部であり、あまり登山客の入らない場所だったので、静かな山の旅だった。
荷物を全て担いでの縦走だったが、全て山小屋泊りのためシュラフや食料が必要なく助かった。
黒部川の最奥の源流地帯の為か、今回の登山で雷鳥を18羽確認した。人気が少ない為だろう。
よき仲間も出来、今回登れなかった黒部五郎岳に来年挑戦したいというメンバーも4人集まった。

今年中に百名山を完登しようと思っていたが、自治会長を引き受けてあまり時間が自由にならなく、又医者のドクターストップもあり今年度は適当に登る積もりだ。
来年こそなんとか達成したいものと考えている。




登頂証明











終わり 

(記述日:2003.9.4)
(掲載日:2003.9.4)






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