7時40分に五竜岳頂上を出発。

この五竜岳下りは危険な箇所が一杯あった。慎重に下る。

ここから鹿島槍北峰までが、この後立山連峰縦走で最も難儀な場所らしい。

本日は天気が良く雨と風がないのでラッキーだ。

鎖やハシゴの連続。所々でヒヤッとする場所があった。しかしロープを使うまでには至らない。

10時19分に北尾根の頭を通過。

11時半に昼食。


12時40分には八峰キレット小屋に着く。


今日のコースは久しぶりに緊張感漂う場所だった。

昼から宴会が始まる。メンバーは絵手紙のI氏。旧知のM氏。他女性も入って数名。

今晩の寝床は添乗員の山本さん、リーダーの海川さん。そしてMさん。4名だったので昨晩よりゆっくりと寝れた。

今日8月6日(水)は、八峰キレットを越え、鹿島槍ヶ岳に登り、爺ヶ岳を踏んで種池山荘までの体力要るコースだ。


6時出発。
このコースも昨日同様危険な場所だったが、慣れてきたのか案外スムースに通過した。

鹿島槍が徐々に近づく。






遂に8時40分北峰頂上(標高2842m)を踏む。遂に難関を突破した感じだ。



9時48分に南峰(標高2889m)に到着。ここが鹿島槍ヶ岳の本峰だ。

デジカメが調子が悪く頂上写真は撮れなかった。しかし今回の山行の最難間を終えたという喜びがあった。

勿論帰還するまでは安心できないが、後の工程はこれまでと比べれば楽な歩きとなるだろう。

途中で昼食の弁当を食べたが、ウナギの蒲焼だった。珍しく一つも残さず全部食べた。キレット小屋に感謝感謝。
冷池山荘で休憩し、今日は使用しなかったロープの結び方を山本さんから教わった。

爺ヶ岳山頂(標高2670m)を通過して、
種池山荘には午後3時に着いた。

明日は3時間かけて扇沢に下るだけだ。皆の顔に満足がじわっと浮かんでいる。

翌日8月7日、3時間かけて柏原新道を扇沢に全員無事に降りる。

今回の登山はこれまでと違って、アルペン的な岩を相手の山行だった。

やっと深田百名山も80座になった。

終わり
(記述日:2003.8.9)
(掲載日:2003.8.9)