何回も申し込んでは中止になっていた「霧島登山」が、名鉄観光で計画あるという。
早速期待せず申し込んだ。催行することに決定。
金曜日の夜から日曜の朝までの、往復マリンエキスプレスの2等寝台での旅だ。山登りは10日(土)の1日だけ。
これまではこのような企画には、会社から直接終業時間に飛び出していたが、会社を卒業した今は余裕がある。
大阪南港かもめ埠頭マリンエキスプレスフェリーターミナルに18時45分に集合したら、なんと参加人員は100名を越えているではないか。剣岳で一緒だったKさんがいたので、船の食堂でビールを飲む。
11月10日、快晴。バスでえびの高原へ行く。みやげ物屋で一服し、弁当とお茶を貰って又バスで韓国岳登山口へ。登山ガイドは地元のベテラン中津氏。
10時40分出発。えびの高原の標高は1200m、霧島連山の最高峰韓国岳(からくにだけ)は1700m、標高差500mは楽な登山だ。110名程の大集団なので先頭グループについて行く。韓国岳の5合目まで1時間足らず。弁当を食べる。遠足みたいだ。直ぐに出発。
紅葉が美しい。快晴の為遠く錦江湾上に浮かぶ噴煙を上げる桜島が見えた。その奥にぼんやりと開門岳も見えるではないか。
ガイドさんの話では開門岳が見えるのは珍しいとのこと。1時間足らずで頂上に着いた。
えびの高原からの韓国岳登山は、六甲や生駒山登山みたいだ。K氏は六甲登山の方がしんどいと言っていた。
そこから獅子戸岳(標高1425m)、新燃岳(標高1421m)と縦走。中岳(標高1345m)を目の前にして、ガイドさん曰く「今日のメンバーは全員健脚だ、特に貴方は強い」と私を指差した。10人程の先頭グループには絶えず入っていたが、控えめにしていたのにガイドさんは良く見ているものだと感心した。
中岳へは一度鞍部に降り、そこから直登する。約30分のコースだが、一本道なので足の達者な人は先行して良いとのお達し。
私も早速飛び出した。下りには自信がある。数人が半分程の時間で到着した。
中岳から高千穂河原へは1時間程の下りだ。途中高千穂峰(標高1574m)が円錐形の美しい姿を絶えず見せてくれた。
又登りに来たいと思った。
途中からガイドさんは先行の許可を出した。私と男性一人女性一人の3人がかなりの速いペースで河原に到着。
缶ビールを飲み、うどんを食べた。今回は時間の関係で温泉は無し。帰りの船でマリン温泉に浸かることとしょう。
深田100名山の47座目だ。今年中に半分は登りたいが、冬将軍の到来でそうは問屋がおろさない。
諦めるか。山は逃げない。来週からニュージランド旅行だ。
終わり
記述日(2001.11.15)
掲載日(2003.6.18)