越後の名山ー妙高山









青い八角形ドームの「黒沢池ヒュッテ」の朝食はユニークだった。 ネパールのナーンのような薄い小麦の皮に色々なものを挟んで食べる。ジャムを塗って食べても良い。スープとコーヒ付き。 今日10月8日(火)は妙高山に登って大阪まで帰らねばならない。温泉にも浸かりたい。





早朝5時40分にヒュッテを出る。お茶400円、水300円だったが仕入れる。高いがやむを得ない。 樹林の中の急坂を登れば大倉乗越に出た。ここは冬には6mも雪が積もる豪雪地帯だ。正面に今から登る妙高山がどっしりと見えた。





周りの紅葉が素晴らしい。ナナカマドの真っ赤な紅葉、落葉樹の黄色い葉っぱ、常緑樹の緑、青い空、岩に当たって飛び散る鮮烈な水全てが秋の山を演出している。 急登の連続だったが、一歩一歩ゆっくりと歩くうちに頂上に着いた。8時12分。標高2454m。展望が良かった。





8時半下山開始。天狗堂を過ぎ、地獄谷を通過し、赤倉温泉の源湯場所を見て、バスに11時54分帰着。 周りの紅葉に我を忘れてデジカメのシャッターを押す。目を奪われるとはこのようなことか。





もうすぐ燕温泉という時、「称名」と「光明」の二つの滝が重なっているところで、一人の女性が写真を撮るため後ろを振り返って足を滑らせた。余りの美しさに正しく目を奪われ、足元不注意だったのだろう。1m程滑落して木に手がかかって止まったが、大事故になるところだった。気の緩みとしか言えないアクシデントだ。私も注意しなくては。 燕温泉に浸かり、昼食を食べ、日本海を見ながら京都に帰った。





やっと深田百名山は70登った。今シーズンは25座ぐらい登ることになる。今年は一番気力・体力が充実している感じ。







(2002.10.11 ) 

 


       終わり 
























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